ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2017.12.23

25日、今年最後のパンとワインの営業日。と、ガリシアのパン話

明日は本年最後のパン屋営業日です。 クリスマス&御正月のパン、ワイン、お忘れなく、お待ちしております〜!     さて、スペイン・ガリシア地方 サンチャゴ・デ・コンポステーラでのパン教室のお話し。   担当してくださったのはマウエルさん。 ご実家には水車小屋があって、おじいさんが水車で小麦を挽いていたのだそう。   でも水車のある家は裕福な家にかぎられていて、みんな水車を持ってわけでないというから、 マウエルさんの家は裕福だったのですね。   まずは小麦のお話し。 スペインでも自分の地方で生産された小麦でパンを焼くのは素晴らしいこととされています。 ガリシア地方のパンは、スペインでも最もおいしいとされるのは、 やはり小麦にあるようで、小麦の品種が特徴的なだから。   地元の小麦、は、「アイーナ・デ・パイス」と言われ尊重されています。 ガリシアでは、 センテイロ(ライ麦粉)と、マイス(とうもろこし粉、黄色と白いのがある)と、フランシア(グルテンが強い小麦粉) を使います。   フランシアはグルテンが強いから、パン生地をつくるとき、水分を取り込みやすいのです。   水分をとりこみヤスイと、パンがしっとりするし、小麦粉がすくなくてカサ高なパンができますよね。 パンは、ガリシア地方で伝統的につくられたものは、2週間は日持ちするのだ、そうです。   そして、パンをつくるのは、男女に役割分担があって、 昔から女性がパン生地をつくり、男性が焼いたのだそう。 見学させていただいたパン屋もそうでしたね〜。