ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2017.11.13

サンチャゴ・デ・コンポステーラの地元の小さなパン屋さんお菓子屋さん

サンチャゴ・デ・コンポステーラの小さなパン屋さんお菓子屋さん     セア村のパン・デ・セアをゴロゴロと抱えながら返ってきました。 そう、大きいの1㎏強のを1個と小さいの500gぐらいの3つがスーツケースにゴロゴロと収まりましたよ。   セア村に午前中訪ねたのがスペイン最後の滞在日です。 午後遅くからは前日にタコ料理を教えてくださったマヌエル先生が、ガリシア地方のパンについて 実演と講義をしてくださるのです。   それまでの3時間ほどはフリータイム。   ランチを取る人も、買い物をする人も、ですが、おおわだはもう少しこの町の地元のパン屋さんを探してみたいなと、 サンタ・クララ修道院の方まで歩いてみることに。 ここの修道院でもトルノからお菓子を買えるときいていたので、それも気になって。   サンタ・クララ修道院までは10分ちょっとかなあ?もうちょっとかかったかな? 東京で、 Gigsky に登録していったので、 ipadで検索はぱっちりだったはずなのに、 ルーゴを出たあたりから、まったくネットに繋がらなくなってしまったので、地図とカンが頼りです。 (マドリッドに近づいたら、 Gigskyは復活してちゃんと繋がるようになりました。ほぼマドリッド圏内になってから やっぱり高いけどいもとのWi-Fiはダンゼン強いようです。一度も怪しくなったことがなかったと、若い女子が。)   でも、地図とカンを頼りに歩くのも、気持ちがひきしまっていい感じ。 そして嬉しいことに、サンタクララ修道院に向かう、 Rua San Roqueには、小さなお菓子屋さん、パン屋さんが ゴロゴロと並んでいたのです!!   ラッキーでした。それもどれも売り子が1人とか、地元のためのローカル色たっぷり!   とりあえずは修道院にいってみるものの・・やっぱりトルノはシエスタ、お昼休みでお菓子は買えません。 15時からもう一度開くと書いてあるけど、ちょうどパン教室の時間だしなあ・・と、   「さあ、じゃあ、パン屋にいきますか・・」と修道院の石段を降りよう・・としたところで、 あ〜〜〜、階段を踏み外してしまいました。   そう、転んだの。 2段目で止まったけど、はずかしいは、擦り傷はこさえるわ・・。   あ〜あ、旅も佳境で疲れているのね、と、しばらくぼ〜っとその石段に座って深呼吸しながら道行く人々を眺めていました。 サンチャゴ・デ・コンポステーラは、白い汽車ぽっぽの形をした車が観光用に走っています。 ちょうど、その白い汽車ぽっぽが目の前を通り・・。 ぼんやりしているアジアおばさんを不思議そうに見ていました。   怪しく思われるとまずいな・・と、腰をあげて3軒のパン屋に入り、パンを買い、お菓子屋さんでケーキを食べて一息します。   すっごくローカルなお菓子屋さん。常連さんがカウンターでお茶しているし、隣のテーブルでは夫婦がひと言も話さず座っています。 こっちをチラチラみているけど、・・う〜〜っん。 若ければ「オラ!」なんて声かけてたかも。ちょっと戸惑ってしまいました。   お菓子はメレンゲ。クリームがとっても美味。三角の形でこれは持って帰れないですね。   パン屋さんではサンチャゴ・デ・コンポステーラ名物のタルタ・デ・サンディエゴも見つけましたよ。 「おいしいさは大量生産と反比例」を座右の銘とするオオワダは、やっぱりこじんまりしたお店の手造りのものが大好きです。   スーパーも日持ちするお土産探しにはよいけれど、もっとちいさなお店についつい足は向きます。 言葉は難しいけど、お店の人と、ちょっとしたやり取り、表情・・それが以外に記憶に残るもの。 よかったり、そうでなかったり、イロイロだけど。それが楽しいんです。
そう、覚えたてのスペイン語で「写真をとってもいいですか〜?」と聞いても、
「え?この中を?外ならいいわよ」と言われたり。こういうの何故だかわかる。不思議ですねえ。
  サンチャゴ・デ・コンポステーラへ行かれたら、賑やかな通りを離れて小さなお店も探してみては〜。