ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2018.04.04

スイスワインはリッチなお味

スイスのワインの試飲会へ     スイスワインだけを輸入される杉山商事さんの。   スイスはワルン・ロティのツアーでも、二度行きました。 どのお店でいただくワインもおいしくて、スーパーで売ってるワインも、お買い得で、 どうして、日本に入ってくると、スイスワインは、ちょっと他の国よりも、一段と高いお値段になるのかしら? もっとカジュアル路線から日本でも楽しめたらいいのに・・・、 と思っていたのです。   で、今回の試飲会のワインも、おお〜〜、やっぱり高価でした。 2000円を切るワインはないのはもとより、グランクリュクラスの1万円を越えるものも。   でもまあ・・同じピノ・ノワール種のフランス・ブルゴーニュに比べたら、濃い感じがあるかな・・あ、
きめ細やかなミネラル感があるのだけど、ブルゴーニュより、大きい感じ。そう山のようにたくましさがちょっとある。
美味しいのですよお。   だだ、あの澄み切った青空と、夏でも氷河を抱える山を見あげながら、爽やかなシャスラ(スイスといえばシャスラ)の 白ワインをいただくのはおいしくて、チーズ料理とも、酸味のほどよさが寄り添っていいのに・・と、 おもったのですが、   今回のシャスラたちも、タダモノではないかんじ。   それで、なんでスイスのワインを輸入することになったのか、杉山商事の取締役の杉山氏から最初にお話しが。 さすがに、日比谷の一等地にビルがあるだけに、 代々続いた砂糖の問屋さんで、 「教育をどうしようと考えたときに、コレからは国際社会だよね・・と、主人を話しまして、スイスのボーディングスクールに入れることにしまして、 それでわたしもスイスによく行くようになり、ワインが美味しくて、じゃあ、会社の一部門でスイスワインを扱おうと言うことになって・・」   おおお!! つまりはご子息のお話のようでした。 「スイスのボーディングスクール」なんて、海外にある良家子女の名門全寮制学校の中でも、1番国際的だけど、 1番高いと聞いていたので、驚きました。   目の前にそのような子供さんの教育を考える方が立ってる・・・と、思うとなぜかドキドキ緊張してきます。ほんもののセレブだあ・・。   大使館の方と有名ワインジャーナリストさんのパネリストさんたちによるスイスのお話し、 「レマン湖ほとりのスイスの銘醸ワイン産地は、世界遺産にもなっていて、なかでもラヴォーの急斜面は3つの太陽を持つと言われて・・ 太陽と、湖からの反射と、石垣の蓄熱で・・その石垣は昔、修道士たちがひとつひとつ積み上げたもので・・・」   というお話しも、そぞろに、 ついつい、スイス・ボーディングスクールを検索しちゃいました。どうやら、1年で一千万かかると想定してよいような世界です。   お金持ちの子女の教育はそういうルートも考慮に入るんですね。ほ〜〜〜。 ドキドキしながらも、お名刺を交換させていただいて、 聞いてしまいました。 「スイスではもっとカジュアルな価格のワインがスーパーとかで買えますよね・・」と、 そしたら、 「スーパーのワインは、スーパーですから・・」 「では、今日のワインのラインナップはワインショップなどにあるのですか?」 「ワインショップでも買えないのです」   そうです。彼女は最高のスイスワインをインポートして、日本でもトップのレストランに扱ってもらう・・。 そうです。さすがです。それでこそ!です。そうなのですとも。   そういえば、すごくキレイにオシャレしてらっしゃる女性の試飲にいらしてる女性達もチラホラ。 いつものワイン業界の試飲会とは雰囲気がちょっと違う。 う〜ん。今度からはスイスの試飲会はちゃんとオシャレをしてこようか・・ スイスと関係する日本の方達って、どうやらみんなリッチな感じに思います。 でもねえ、ワインこぼしたら大変だし。 それに、ちょっと、お洋服のレベルが違う感じ・・・。 ブランドは必須ね・・・。   それにしても、スイスワインは生産量が少なくて、国内でも40%のシェアしかなくて、輸出もしているから、 スイス国内では外国産の輸入ワインもたくさん飲む。スイス人も飲むスイスワインが足りない? と、作り手の、ドメーヌ・アンリ・クルションの女性(写真) 彼女も3代目なのだそうです。   素晴らしい家業が代々続いてる中に生きるって、いいなあ・・。     帰宅して、なんでも女性のコートの取り違えがあったとか。主催者からメールが。 ああ・・・やっぱり、試飲会にいっちょうら着てくのやめておこう。ま、もともと持ってないけれど、ね。