ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2018.06.11

こゆき小麦が変わります〜

最近、誤字が多い・・と、か。すみません。
あれこれ頭のなかがゴチャゴチャで・・・っていつもですが。

さあて、今週からワルン・ロティのこゆき小麦がちょっと変わります。
とうとう、岩手県で最大の製粉会社、東日本産業さんのお世話になっております。

岩手県には3つ製粉会社があって、
最初、2003年にパン屋をはじめたころは、「府金製粉」さん。
ここは岩手県でひろくこゆき小麦を栽培していたころ、岩手中のたくさんのこゆき小麦の畑から集まったこゆき小麦を
製粉していたのを、分けてもらって買っていました。

そして、そのこゆきの製品を作らなくなった・・岩手県の畑、全体でこゆき小麦をつくらなくなったので・・
ため、

平泉の農家さんにお願いして栽培して、ワルン・ロティと「きんいろぱん屋」のためだけにこゆきを栽培し、
製粉してもらっていたのが、二戸にあった、「菅原製粉」さん。

それが昨年、工場をやめてしまって。。。

で、いま、岩手では大手で、盛岡の南にある紫波町にある「東日本産業」さんの、お世話になっているのです。

菅原さんの時は、オオワダがひとりでお願いに行って、
「まんず獲れてから」と、お返事をいただき、その後はアグリ平泉さんが、平泉から二戸まで小麦を運んでくださって・・
預けてまた一週間後に小麦粉になったのを取りに行って・・と、
平泉から二戸まで三時間ぐらいはかかる行程を、トラックでなんども行き来してくださいました。

あと一年で100年になるはずだった菅原製粉さん。
99年続いた古い工場でした。
味のある趣のある工場でしたが・・・。

でもね、昨日いらした、岩手出身のお客様と話していて、そのお客様は特に岩手の北の海岸沿いに詳しくて、

「でもね、99年でもったいないっていうけれど、あと1年で100年だったけど、でも、それがどうだっていうんでしょう・・・
なんにも変わらないですよね・・」と。

そうです、岩手県の人柄は、数字にこだわらない、というか、ものの本質を見抜いちゃうとこがあるような気がします。
だから、やたらめったら、流行を追わないし、あまり流されず・・実直っていうか。

「もったいないねえ、あと一年だった・・」と会話しながらも、数字にこだわって疲弊しても、何も残らないって・・。
心のなかで、気持ちは通じちゃってる・・・。いいんだか、悪いんだか。。。

さあて、製粉会社が変わるたび、こゆきは新しい袋に入ってきましたが、
今回の袋は???お楽しみに。

写真は、品川アトレ4階にあるベルギービールのお店で味わった、樽熟成ビール。酸味があってまるでビオワインのようでした。