ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2018.07.03

大聖堂の隣のヘルミレス宮殿の柱にはパンを作る人のモチーフがあるの

サンチャゴ・デ・コンポステーラは、わりと静か。 去年は7月のお祭りのときにいったので、修学旅行生とか、巡礼で歩いてきた人たちで広場は ごったかえしだったけれど、今回は6月のせいか、巡礼者たちも、あまり多くない。   多くの人が歩く、フランスバスクからのルートだと33日かかるという話だったけれど、 きっと今頃スタートする人達がおおいんだろうな。   大聖堂をぐるりと取り囲む、賑わった界隈へ、路地を入ると、 もう、パン屋もお菓子屋もスペインの世界。   エンパナダスや、大きなチョコ掛けのハート形のパイ、タルタ・デ・サンティアゴのアーモンドケーキを小さいのをひとつ買って、 歩きながら大聖堂へ。   今回は、大聖堂に隣接する、ゲルミナス大司教の宮殿を見たかったの。 柱の彫刻にパンが描いてあるというのを、実際に確かめたかったから。 で、大聖堂の右側のように地球の歩き方にあるのだけど、 だけど、入口がどこだかわかない。   大聖堂の中の係員ぽいおじさんに、「ゲルミナス」と、伝えてもゼンゼンだめ。 そしたら、「ああ、ヘルミレス・・だね、外をぐるっと廻って・・」 と、教えてくれる。   そう、「ゲルミナス」は、英語表記の英語読みで、 ここは、スペイン、すべてがスペイン語表記。   地球の歩き方には、なぜか英語表記で書いてあって、読みがスペイン語読み。 文字を探しながら歩いても、それはどこにも見当たらない・・。   スペインはスペイン語で、どこまでもスペイン語で押してくる。 英語で併記なんて、このあとサンチャゴから遠ざかっていく旅程でどこもなかった。 すごいパワー。でも、一生懸命伝えようと、話してくれるから、なんとなくこっちも理解しちゃう。 言語を越えたパワーが・・・ありがたくて、温かい。