ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2017.10.14

山葡萄のワインの仕込み・・おいしいワインは1日ではならず・・

 県南にある平泉から、岩手県の真ん中あたりの雫石まで、平泉ワイナリーをまかされた関根くんから、 「雨のなか収穫に行って来ました。雨の中だったので、やまぶどうはサンザンの状態ですが、なんとか仕込にはいりました」 とご報告が。  まったく手仕事用の機材しかないのに、ノウハウもカン次第、苦労しているようです。    「糖度はなんとかなっても減酸しないことにはどうしようもなく・・」と、ノウハウに苦労しているのに、 オーナーのアグリ平泉からは、 「できたか? できたか? 飲んで見よう・・」 「でも、まだ酸っぱいですよ〜。まだ出来ていないですよ〜」 「いいから、いいから、さあ、飲もう・・・あれ?すっぺ・・すっぺ・・」   とか。    そうなんですよ〜。ワイン、特に赤ワインはそんなに簡単にはできないんです。 だからボルドーや、リオハなんて、何年もたたないと出荷してくれないんです。法律で決まってるんですから・・。    山葡萄の難点はその酸度の高さのようです。 減酸する方法としては、  「よい果汁を得ること」  「酸味を和らげるような酵母を選択すること」  「マロラクティック発酵をすること」  「冷却して酒石酸を取り除くこと・・それも時間をかけて・・マイナス4度で循環させたり・・・」   なのだそうです。  が・・・果たして、未熟な機材でどれほどできるか・・。    おいしいものは、じっくり待って、時間をかけて・・時間って魔法なんですから・・ねえ、葡萄畑のカエルさん。