ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2018.07.08

ミシュランが評価するシェフの、エンパナダ

スペインの夏は夜がとてもおそくて、10時過ぎないと暗くならない。 朝は7時ぐらいから明けてくるから、1日がとってもながく楽しめる。   6月のサンチャゴ・デ・コンポステーラの初日、昼間はガイドさんに、市場から バルを案内してもらって、タコ、トルティージャ、エンパナダス、チョコレート、アーモンドケーキ・・ お薦めのお店をハシゴ。   日中はとても暑いので、ちょっとブラブラしてからホテルに戻って、お昼寝シエスタ。   夜ご飯は8時半に予約をいれてみました。 大聖堂よりちょっとはずれた歩いていけるレストラン、 Pedro Roca    バル巡りは楽しいし、このエリアは、タダタパがついてくる、つまり飲み物を頼むと一品、(ここは二品ぐらは) ただのお通しのおつまみが手で来るので、バル巡りをしてもよいけれど、 ちょっと疲れる。   若くはないからね。   ポンポン、次から次にお店を変えるのも、体力がいるのだ。 なにしろ到着した日だし、ずっと飛行機にのってたから、一軒のお店にどしっと座ってゆっくりワインを飲みたい。   バル巡りで有名なサンセバスチャンだって、どしっと座れるレストランはあるので、 どしっと派でも、実は大丈夫。 三ツ星レストランでなくても、落ち着いて食べられるお店はあるから。   で、 Pedro Roca. スペインで8時30分の夕飯の予約は、一番ノリ。 あんのじょう、まだだ〜れもいなくて。 でも、とってもゆったり過ごせました。   ここを選んだのは、前菜にエンパナダがあって、それも斬新な形をしていたから。 イワシがギュウギュウつめてある月餅みたいな感じの写真があったの。   それを頼もうとおもったら、トウモロコシの粉でつくったのがある、っていうから、 そちらを頼んだら、 まあ、トウモロコシの粉でつくった堅いパイの上に、新鮮なイワシがびっしり。 これがまた、お醤油が欲しいくらい、レアで新鮮!   おいしいんだけど、ボリューミー。 で、二人でももてあましている雰囲気をみせると、サクッとかたづけてくれました。ほぉ。   メインもデザートも、エキセントリックぽくも、きびきびしていてどこか安心できるお味。   これが、スペイン・ガリシアのおいしい旅のはじまりの日でした。