ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2018.08.21

オ ポリーニョの名物パンを求めて寝台特急にのって

暑さが戻ってきましたね〜。 出かけて帰ってきたら、玄関にツル付きの「デラウエア」のブドウが。 「自家製の庭ものです。よかったら」と、いただきもの。 秋ですねえ・・。   さて、6月のスペイン・ガリシアの旅のご報告、まだちょっとあるので。   実は、オーレンセのセア村が、原産地呼称制度の認定を受けているスペイン唯一のパンを焼いているのだけど、 そのセアのパンに続こうと、がんばってる村や町のパンがあるんです。   その一つが「オ ポリーニョ」の町のパン「 Bolla de Porrino」。 どんなパンなのか、さて、太刀打ちできるのか・・なんてね、ずうずうしくおもったりしてね。 で、「O Portion」の町までいってみたの。   サンチャゴから、またオーレンセまで電車にのって、 寝台特急(どっかからくるなが〜い道のりを走ってる)で、一時間半ぐらいかな、オ・ポリーニョまで。 寝台特急だから、寝台車の部分もあるけど、たいていはちょっといいシートの椅子。 買ったチケットが、どの車両かよくわからなかったので、 車掌さんに聞いたのだけど、どこでもいい、みたいな返事。   たしかにガラガラ。 オ・ポリーニョを目的地とするお客さんは少ないみたいで、 オーレンセに行く間の列車の車掌さんが、「オ・ポリーニョまで、いくの? まかせて、着いて来て・・」 なんて行ってたけど、駅で話し込んでいただけ・・・。 よっぽど珍しい旅人に映ったみたい。   ま、とにかく寝台列車に乗り込むと、 ツレが「あれ?時間が一時間変わってる・・」なんて途中でいいだす。   オオワダの携帯電話もチリンチリン・・と、なり出す。   国が変わったの。この列車が走る線路は、どうやらポルトガルの領土に途中、侵入している。 ガレキのような屋根のちいさな家々とのどかな田園風景。 霧がかかって、幻想的。   オ・ポリーニョの町もなんだかすごく可愛い。ちょっとポルトガルの感じなのか、乾いた感じがしない。   目指したパン屋のひとつがお休みだったので、もう一つのポリーニョのパンを代表するパン屋 「Panaderia Chinchilla 」へ。   すごくさっぱりとした店内だけど、ちゃんと薪のオーブンでやいているんですって。 カウンターの上にある丸いパンが、ここのオリジナル「 Bolla de Porrino」。   セアのパンよりさっぱりとしてるかな。 あまり種類ないのだけど、お客さんはひっきりなし。 種類はないけど、悩む悩む・・。   いろいろ悩んで、その丸いオリジナルパンと、エンパナダはバカリャウ(干し鱈)のと、あれと、あれと・・、 と買い込むつもりでオーダーしたら、   なんと、まあ! 「せっかく日本から来てくれたんだから、持っていってね」とプレゼントしてくれました。   ・・応援します! ポリーニョのパン!!