ワルン・ロティ日記4

ワルンロティ日記5が始まりました。今後ともよろしくお願いします。
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2018.09.27

クレタ島ミリアの山村で教えていただいた粉ものたち

8月28日のクレタ島、ミリアの村のお料理教室は もちろん粉ものにも挑戦。   ひとつは、クレタ島のおばあちゃんのレシピのクッキー。 これは、つくれるかな?日本でも。 題して「ワイン(スティック)クッキー」 胡麻と、ワインとオリーブオイルとお砂糖と、シナモンと胡桃と、をまぜて、 でも、地ぐるみを砕く・・てとこから素材を手に入れるのはむずかしそう。 液体のものを全部混ぜて、粉ものを全部混ぜて、生地を一時間寝かせて、オーブンで焼くの。 おもしろいのは、1952年からおばあちゃんが使っていたという、 クッキーの搾り機械を使わせていただきました。   日本人みんなは、「搾り袋の方が簡単よね〜〜」なんて、日本語でいってたけど、ま、ワカラナイからね、日本語は。   ほんと、このクッキー絞り機は、わりと集中力が必要でした。 上から押しながら入れる人と、ハンドルを回す人と、それをうけて、トレイにいれて・・。 二人で作業をしないといけません。   できあがったクッキーはほろりほろりととしてほんのりスパイシーでいくらでも食べられるほどよいお味。   もうひとつの粉ものは 「カルツーリ」 たぶんイタリアでカルツォーネと呼ばれるものと同じ起源だと思われます。 これも、丁寧に生地をつくったあと、 生地をのばす手作業の機械で、生地をうす〜くのばしていくのだけど、 これも日本人たちは、「麺棒があったら、餃子の皮なら私は得意よ!・・」と、まあ。   カルツーリ「 Kalitsounia」と書いていましたが、耳にはカルツーリーと聞こえましたよ。 の中身は、 ホウレンソウと、山羊のチーズ(ミズースラ)とミントとオリーブオイルを混ぜたフィリング。 このミズースラ「 Myzithra」というチーズは、クレタ島だけのチーズで、 リコッタでも代用できると、アシスタントのアントニーさん。   生地は、レモンジュースとオリーブオイルと塩と小麦粉でつくります。 まず、捏ねて、そしてある程度をつかみとって、 マシンで平らにうす〜〜くなるまでなんども往復させて伸ばしていきます。 この生地をのばすマシンがまあ・・ほんとうに。みんな楽しそうに・・苦労しました(笑) ほんと、ギリシャの島の山のなかにいるなんて・・すっかり忘れて夢中になって生地と格闘・・・・・。